2011年12月31日土曜日

シャーマンを探す旅 その3


































暮れも押し迫った12月30日、アフンルパルを探す旅に出た。
アフンルパルとはアイヌ語で、「あの世の入り口」という意味だ。
その穴を通して、この世とあの世が繋がっていると言われている。
アフンルパルの上の丘から、エゾシカが身動きもせず、じっとオレを見ていた。
これ以上、この穴に近づいてはいけないと警告を発しているように。
シャーマンを探す旅に、繋がって行く予感がした。