2011年12月31日土曜日
シャーマンを探す旅 その3
暮れも押し迫った12月30日、アフンルパルを探す旅に出た。
アフンルパルとはアイヌ語で、「あの世の入り口」という意味だ。
その穴を通して、この世とあの世が繋がっていると言われている。
アフンルパルの上の丘から、エゾシカが身動きもせず、じっとオレを見ていた。
これ以上、この穴に近づいてはいけないと警告を発しているように。
シャーマンを探す旅に、繋がって行く予感がした。
2011年10月16日日曜日
シャーマンを探す旅 その2
遠くから雷鳴が聞こえてくる。
雨もぽつりぽつりと降り出してきた。
時折、雲間から陽が差し込み、足元の赤詰め草や名前のわからない白い花を照らした。
頭上の鳥が強風に煽られている。
青鷺だろうか?
雨が強く降り出してきた。
見る間に対岸の工場が霞んでいく。
ここ、そして、ここではないどこか。
僕はずいぶん遠くまできてしまったのかもしれない。
岸辺には薄紅色の花がよく似合う。
一陣の風が耳をかすめる。昔聴いた歌のメロディーのように。
2011年10月6日木曜日
2011年10月1日土曜日
いつも、空ばかりみていた。
海辺の高台に上って、空をみあげた。
風が少し冷たく感じられた。
今年の夏も終わるんだな。
眼下にはJ・G・バラードの結晶世界のような海が太陽の光を反射し、
ボブ・ディランが歌っていた風に吹かれているはずの答も、
海からの強い風に吹き飛ばされて、 ぼくたちは答を見失った。
札幌発信のWebマガジン「FIL」8月号に書かせていただいたものです。
「FIL」フィルはファッション、アート、映画、音楽などを紹介する札幌発信のWEBマガジンです。
2011年9月9日金曜日
2011年9月6日火曜日
雨の日のラクレット
日曜日に札幌の大通公園で行なわれていた、「有機農業フェスティバル」に行ってきた。
友人が働く共働学舎新得農場が出店していたから。
あいにくの雨降りだったけれど、たくさんの有機農業の実践者たちが出店していた。
友人のところから、朝もぎのトウモロコシとナチュラルチーズのラクレットを買ってきた。
友人曰く、5月の一番いい牧草を食べて育った牛の乳から作ったチーズだから、とてもおいしいよ。
家に帰って、少し切って食べてみた。
やわらかい5月の日差しの香りと雨の匂いがした。
2011年8月19日金曜日
夏の想い出
2011年3月19日土曜日
ソローのゴム輪
「おのずから変わっていく以上に世界をかえることはできない、という。いくたびこのことばをなぞったろう。
おのずから変わっていく以上に世界をかえることはできないはずなのに、世界はしきりに自走し、しきりに暴走
しつづけている。制止はもうできない。」
辺見庸「おとしめあう世界」(北海道新聞より)
「事実、私は、ある人間の芸術といものは、そのひとの愛が達する深さと同じところまでしか行けないと思ってい
ます。」
アンドリュー・ワイエス
歳をとれば、いろいろなことがわかってくると思っていた頃があった。
しかし、歳をとればとるほど、わからないことが増えていった。
世界はあまりにも複雑になってしまった。
おのずから変わっていく以上に世界をかえることはできないはずなのに、世界はしきりに自走し、しきりに暴走
しつづけている。制止はもうできない。」
辺見庸「おとしめあう世界」(北海道新聞より)
「事実、私は、ある人間の芸術といものは、そのひとの愛が達する深さと同じところまでしか行けないと思ってい
ます。」
アンドリュー・ワイエス
歳をとれば、いろいろなことがわかってくると思っていた頃があった。
しかし、歳をとればとるほど、わからないことが増えていった。
世界はあまりにも複雑になってしまった。
2011年2月26日土曜日
2011年2月13日日曜日
A Horse With No Name
クルマを運転していたら、こんな光景に出会った。
むかし好きだった歌が口をついて出てきた。
I've been through the desert on a horse with no name.
僕は名前のない馬に乗って砂漠を旅してきた。
2011年1月28日金曜日
2011年1月16日日曜日
2011年1月14日金曜日
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