星は死ぬ時に698.45Hzの音を出す、という話を聞いた。
2012年4月15日日曜日
2012年4月8日日曜日
2011年12月31日土曜日
シャーマンを探す旅 その3
暮れも押し迫った12月30日、アフンルパルを探す旅に出た。
アフンルパルとはアイヌ語で、「あの世の入り口」という意味だ。
その穴を通して、この世とあの世が繋がっていると言われている。
アフンルパルの上の丘から、エゾシカが身動きもせず、じっとオレを見ていた。
これ以上、この穴に近づいてはいけないと警告を発しているように。
シャーマンを探す旅に、繋がって行く予感がした。
2011年10月16日日曜日
シャーマンを探す旅 その2
遠くから雷鳴が聞こえてくる。
雨もぽつりぽつりと降り出してきた。
時折、雲間から陽が差し込み、足元の赤詰め草や名前のわからない白い花を照らした。
頭上の鳥が強風に煽られている。
青鷺だろうか?
雨が強く降り出してきた。
見る間に対岸の工場が霞んでいく。
ここ、そして、ここではないどこか。
僕はずいぶん遠くまできてしまったのかもしれない。
岸辺には薄紅色の花がよく似合う。
一陣の風が耳をかすめる。昔聴いた歌のメロディーのように。
2011年10月6日木曜日
2011年10月1日土曜日
いつも、空ばかりみていた。
海辺の高台に上って、空をみあげた。
風が少し冷たく感じられた。
今年の夏も終わるんだな。
眼下にはJ・G・バラードの結晶世界のような海が太陽の光を反射し、
ボブ・ディランが歌っていた風に吹かれているはずの答も、
海からの強い風に吹き飛ばされて、 ぼくたちは答を見失った。
札幌発信のWebマガジン「FIL」8月号に書かせていただいたものです。
「FIL」フィルはファッション、アート、映画、音楽などを紹介する札幌発信のWEBマガジンです。
2011年9月9日金曜日
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